tag:blogger.com,1999:blog-6849894726383997361.post4013396012047205381..comments2023-03-25T22:34:06.234+09:00Comments on こりゃ、ほたえな: 「汚名返上」の用例はゼロ、汚名は雪ぐものUnknownnoreply@blogger.comBlogger7125tag:blogger.com,1999:blog-6849894726383997361.post-47617647913926148002014-08-15T21:20:19.787+09:002014-08-15T21:20:19.787+09:00国語辞典は、なにが正しいかを決めるものではなくて、人びとがどのような意味で使っているかを示すためのも...国語辞典は、なにが正しいかを決めるものではなくて、人びとがどのような意味で使っているかを示すためのものなので、ご紹介の『大辞泉』が誤用と言いきっているところは、かなりの違和感を覚えますね。<br /><br />この記事を書いて、しばらくしてから、三省堂『国語辞典』の編纂者・飯間浩明さんも「汚名挽回は誤用ではない」と解説しておられます。どうも福田恆存さんの『死にかけた日本語』あたりから誤用説が広まっていったようです。福田恆存さんは保守派論壇の重鎮ですから、かれの言うことならきっと正しいのだろう、ということで誤用説が有力になっていったようです。<br />http://togetter.com/li/662009<br /><br />飯間浩明さんの所論はこちらにもまとめられていますが、ここで紹介されている文化庁調査に注目すると、60、50、40代は「汚名挽回」派が優勢、30代で拮抗し、20、10代で「汚名返上」派が優勢になります。ここから見ても、誤用説はごく最近に生まれたものということが分かります。<br />http://matome.naver.jp/odai/2139899391825390701nishiohttps://www.blogger.com/profile/03725633733260201184noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6849894726383997361.post-44047015677790111482014-08-12T06:16:45.776+09:002014-08-12T06:16:45.776+09:00http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/33099/m0u/
↑g...http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/33099/m0u/<br />↑goo辞書に飛びます<br />たまたまコチラのブログに行き着いたのですが、汚名挽回は間違った使い方であると書かれていますね<br /><br />例に挙げられたのを見ていると、実際汚名挽回を使用した実例があるそうですが。。<br />昔は返上も挽回も同じように使われていたのであれば、いつから挽回は間違いであると<br />されたんでしょうね?<br />大体話の流れで挽回でも返上でも言いたいことは伝わりますが、こうなると気になってしまいますねAnonymoushttps://www.blogger.com/profile/10915889382407092151noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6849894726383997361.post-74579147053579884152014-05-18T01:03:00.609+09:002014-05-18T01:03:00.609+09:00これは私の推測でしかありませんけど、
『機動戦士Zガンダム』(1985~1986)が、
「汚名挽回...これは私の推測でしかありませんけど、<br />『機動戦士Zガンダム』(1985~1986)が、<br /><br />「汚名挽回」=「間違った用法」<br /><br />という事を広めたのではないかと思っています。<br />主人公のライバルキャラのジェリドという男が「汚名挽回」という迷言を残し、<br />結局は「汚名返上」も出来ないまま主人公に連戦連敗し、それが散々笑い物にされたという描かれ方が大きな影響を与えたのではないかと。<br />http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%B5 <br />(ここでは「脚本のミス」「誤ったセリフ」とされていますね)<br /><br />何らの裏付けも証拠も無いので、単に管理人様の仰られた世代間格差から推測したに過ぎないのですが。コラッジョhttps://www.blogger.com/profile/17545920918768021184noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6849894726383997361.post-47240360960661070472014-05-17T15:00:27.155+09:002014-05-17T15:00:27.155+09:00ほほう!著者は田中恒夫さんをはじめ、いずれも1950年前後の生まれのかたのようですね。
http:/...ほほう!著者は田中恒夫さんをはじめ、いずれも1950年前後の生まれのかたのようですね。<br />http://hiroyoshimiura.seesaa.net/article/100947393.html<br /><br />ここに文化庁のアンケートがありますが、30代を軸に、40代以上ではむしろ「汚名挽回」派のほうが多いようなんですね。<br />https://twitter.com/yunishio/status/462677939083964416<br /><br />文化庁は、とくに根拠もあげず本来の言い方ではないと決めつけていますが、この調査結果をみれば、「汚名挽回」のほうが古くから実績の多い用法であることは明らかです。田中恒夫さんらの著作は、この文化庁アンケートを裏づけるものとなりました。nishiohttps://www.blogger.com/profile/03725633733260201184noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6849894726383997361.post-65158540062887532392014-05-12T22:11:40.575+09:002014-05-12T22:11:40.575+09:00ずっと以前、情報提供させていただいた者です。
「汚名挽回」の使用例が有ったので、また情報提供させてく...ずっと以前、情報提供させていただいた者です。<br />「汚名挽回」の使用例が有ったので、また情報提供させてください。<br /><br />今回の本は『戦場の名言』(草思社)。<br />著者は、<br />田中恒夫(防衛大学校助教授、元2等陸佐)<br />葛原和三(陸上自衛隊幹部学校教官、1等陸佐)<br />熊代将起(陸上自衛隊幹部候補生学校教官、2等陸佐)<br />藤井久(中央大学法学部卒業、戦史研究家)<br />この四人による編著です。<br />【2006年6月27日】出版の本。<br /><br />さて、改めて使用例です。<br />ページは226-227ページ、チェスター・ニミッツ大将について書いた項目の中です。<br />ミッドウェー海戦までのアメリカ軍は、日本軍に連戦連敗を繰り返しており、士気が沈滞しておりました。<br />そんな中、ニミッツが太平洋艦隊司令長官に転任してきます。<br />ハワイに着いたニミッツは、司令部一同(今までの連戦連敗の責任者たち)を集めて、<br />「転属を希望する者以外は現在の職務にとどまるように」と訓示。<br />これに続いて書いてある文章が次の通りです。<br /><br />【これで敗北に打ちのめされていた太平洋艦隊の衆心は、がっちりと一つに固まった。新しい司令長官は、汚名挽回のチャンスを与えてくれたのだ。これで士気が上がらないわけはない。】コラッジョhttps://www.blogger.com/profile/17545920918768021184noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6849894726383997361.post-82516556744851283162013-11-10T00:32:18.435+09:002013-11-10T00:32:18.435+09:00お、コメントありがとうございます。
それはちょっと興味ぶかいですね。1920年ということは大正9年...お、コメントありがとうございます。<br /><br />それはちょっと興味ぶかいですね。1920年ということは大正9年の生まれ、終戦時の少佐ですからかなりの教養家だったはずです。ましてや戦史編纂官であれば人並み以上に豊かな語彙力を有しておられたでしょう。1985年というと、すでにスポーツニュース等で流通していたのに影響を受けた可能性はあるものの、その旧将校がなんらためらいなくこの語を使用しているのは小さくない事実ですね。<br /><br />用例の収集は非常に困難なものですので、こうした用例のご紹介は助かります。またなにかお気づきのことがありましたら、お知らせください。ありがとうございました。nishiohttps://www.blogger.com/profile/03725633733260201184noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6849894726383997361.post-42279018919037219422013-11-09T20:25:24.890+09:002013-11-09T20:25:24.890+09:001985年に出版された『指揮者の戦訓』(図書出版社)には、そのものズバリの「汚名挽回」という表現が見...1985年に出版された『指揮者の戦訓』(図書出版社)には、そのものズバリの「汚名挽回」という表現が見られます。<br />実はこれを読んでから、疑問に思ってネットで調べてここにたどり着いたのですが、一応参考程度に置いておきます。<br /><br />【天皇は殊のほかご機嫌がよく、山下は恐悦して退出、先年の汚名挽回のため、一層の働きを心に誓った】<br />(17p)<br /><br />これを書いたのは森松俊夫、1920年に京都府で生まれ、戦時中は陸軍少佐、戦後は陸将補にまで出世、<br />防衛研究所戦史部編纂官、同所員、同調査員を勤めた人物です。<br />文中の「山下」とは、マレーの虎こと山下奉文のこと。<br />226事件の時、青年将校に同情的だったと天皇に見なされ毛嫌いされた事実を、「汚名」とし、それを「挽回」する事を意味しています。<br /><br />使用例があったので一応お知らせします。コラッジョhttps://www.blogger.com/profile/17545920918768021184noreply@blogger.com