2012/07/18
はてなブログのガイドライン
だけど、無料ユーザが Google Adsense を非表示にすることについては何も書かれてない。
こういうことができちゃいますよー。*1
と思ったら
はてな利用規約6-3-6のほうに、「本サービス内でのページデザイン変更により、当社が標準的に表示しているヘッダ、フッタ、広告及び著作権表示を当社の許諾なく非公開にする行為」って書いてあるじゃん。分かりにくいよ!
*1:はてなブログにはTrackback機能がないのでこの記事を運営者にお伝えすることができない。いろいろ残念なり。
2012/05/28
Wikipediaの片山さつき・龍太郎夫妻のページがひどい
Wikipediaの片山さつきさん、片山龍太郎さんの項は、アカウント登録されていないIPアドレスのみの複数ユーザによって恣意的に編集されている。
恣意的な編集そのものは珍しいものではないが、片山夫妻の記事にのみ関心を持っているらしく他の記事には手をつけていない点、片山夫妻にとって好都合なことは事細かなことまで書きいれるが、不都合と思われるものは大胆にカットしてしまう点に特徴がある。また、かなり当人に近しい人間によって観察されたであろう事実が書きこまれている点も興味ぶかい。
目についた例を挙げると以下の通りである。価値判断を含むなど、とくに不適切と思われる記述を引用した。*1なお、生活保護にかんする最近の話題については調査対象外とした。
wikipedia:片山さつき
高校時代は成績優秀で、全国模試で日本一になったことがある。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%87%E5%B1%B1%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D&diff=prev&oldid=3617600
IPアドレスはDIONのもの。
=== 潜水艦の査定 ===
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%87%E5%B1%B1%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D&diff=prev&oldid=35330795
日本においてほぼ初めて、日本が持つべき兵器の具体的内容が、一般国民のお茶の間の議論になった。
右翼系メディアに、「片山主計官は、潜水艦はいらないと言った」との中傷が流された
防衛課長は、寺岡氏。その後片山の政務秘書をつとめており、防衛上の考え方が海事と片山でまったく食い違っていたら、彼の就任は考えにくいであろう。
このIPアドレス(EMOBILE)からの編集では、上記引用を含む「潜水艦の査定」ブロックの大幅改変があったほか、「私設秘書による暴行事件」ブロックがごっそり削除されている。
別IPによる編集。「潜水艦の査定」ブロックの再度の追加、「私設秘書による暴行事件」ブロック削除に加えて、「給油量誤謬隠蔽問題 」が削除されている。同じくEMOBILEから。
財政経済政策のエキスパートとして多くの討論番組や公演に出演、自民党の政策の広告塔として活躍。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%87%E5%B1%B1%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D&diff=prev&oldid=8640610
上記の追加に加えて、舛添要一さんとの離婚、否定的評価につながる複数のエピソードが一斉に削除されている。削除された記述は以下の通り。
[[1986年]]、大蔵省在職中に(当時東京大学助教授、現[[参議院議員]])[[舛添要一]]とお見合いで結婚するも、1989年に離婚する。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%87%E5%B1%B1%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D&diff=prev&oldid=8640610
2005年[[10月19日]]に行われた党首討論の感想を求められた際、[[民主党 (1996-)|民主党]]の[[前原誠司]]代表(当時)を「こいつ」と呼び、多くの国民から批判された(批判内容・公党の党首をコイツ呼ばわりするのは不適切であり、議員としての品位に欠ける)。
2006年2月には名刺に記載された英語のParliamentary Secretary([[政務官]])の肩書きを、勝手にVice-Minister([[副大臣]])に書き換えて国際会議の場で混乱を起こした事件が問題化したが、最終的にVice-Minister([[副大臣]])の肩書きが容認される。
片山の政治資金パーティーへの参加を呼びかけるメールを、[[経済産業省]]職員に対し送信したため、大臣政務官の地位利用を批判されている。
片山の政治資金パーティーに、経済産業省から告発されている[[ヤマハ発動機]]を招待し、会費を受け取っていたため、[[マスコミ]]や作家の[[安部譲二]]等から厳しく批判されている。批判後、片山は、ヤマハ発動機の招待者中、欠席した者にのみ参加費を返金したが、参加者からの会費は返金しなかった。
2006年9月に行われた自民党総裁選で、当選が確実視されていた[[安倍晋三]]の側に、役職目当てで近づいたと周囲に見られたことから、「猟官運動」「安倍シスターズ」と揶揄された。
以上はKDDI株式会社から。
wikipedia:片山龍太郎
カネボウ、マツヤデンキなど難解な案件の再生に成功。
http://ja.wikipedia.org/wiki/特別:投稿記録/210.250.17.203
高い評価を受けた。
経営危機に陥ったマルマングループを社長として再建、同社は上場した。
ガバナンス、事業再生、M&A等に関し国内外で数多くの講演、執筆を行っている。
07年6月には外部有識者によるNOVA経営改革委員会委員に選ばれる一方、9月にはグッドウィルグループ社外取締役に選任予定。
趣味はゴルフ、テニス、オペラ・映画鑑賞、シルクスクリーン収集等。
業績のたんなる紹介に留まらず、過剰に美化する傾向が見られ、また第三者には知りがたい(知る価値にも乏しい)極めて個人的な記述も多い。KDDI株式会社から。
カネボウ、マツヤデンキ等担当した難解な案件を総て成功裡に再生、同機構(従って納税者)に最大の利益をもたらした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/特別:投稿記録/122.219.133.41
同社は11年2月期、4期ぶりに営業・経常黒字化する一方無借金となった。
SBR経営監視委員会委員に任命され、同社の健全化に貢献した。
こちらも同じく、本人の資質や業績への過剰な美化が見られる。UCOMから。
特にイタリアオペラに関して造詣が深い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/特別:投稿記録/61.117.165.41
最も多額の利益を上げる等、
国庫に貢献、
これまで主導、関与したM&A案件は100件近くに上る。
又、在任中は日本初の電波時計、チタンヘッドゴルフクラブ等数多くの革新的商品を上市した。
妻は、前衆議院議員で平成22年参議院選挙における自由民主党比例代表トップ当選の片山さつき参議院議員。
2007年から2年間社外取締役を務めた旧グッドウィルグループでは、黒字化、不採算事業の売却、不祥事の再発防止に成功した。
極めつけなのが上記IPアドレスから編集されたもので、加筆部分も問題だが、片山さつきさんの項において極端に大きな削除を行っているのが非常に問題である。削除されたのは、すべて片山さつきさんにとって不都合と思われる事実の記述である。以下に削除された箇所を示す。
== 不祥事 ==
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%87%E5%B1%B1%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D&diff=prev&oldid=32621496
; 委員会採決無断欠席問題
:2006年12月、衆議院[[経済産業委員会]]の[[官製談合防止法]]改正案採決を無断欠席したとして、[[自由民主党国会対策委員会]]から、(1) 所属常任委員会を変更 (2) 国会開会中の海外渡航を1年間禁止 (3) 翌年3月末まで国会対策委員会への出席を停止するとの処分を受けた。この処分により、衆議院経済産業委員会から[[決算行政監視委員会]]に所属が変更された。その後、経済産業委員会に復帰している。
=== 村上ファンドとの関係 ===
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%87%E5%B1%B1%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D&diff=prev&oldid=32621525
[[村上ファンド]]に出資した政治家や財界人の実名と投資額・投資時期が書かれた「投資家リスト」が流出し、その中に名前が載っていると報じられた『ザ・ファクタ』 2006年8月号。
== 秘書に関する不祥事 ==
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%87%E5%B1%B1%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D&diff=prev&oldid=32621542
=== 私設秘書による暴行事件 ===
2007年5月3日、[[静岡県]][[浜松市]]にて、当時、片山の私設秘書だった田中酉一が、浜松市[[地方議会議員|議会議員]]に暴行し、顔や口に怪我を負わせる事件が発生した。田中は当該議員に対し、[[統一地方選挙]]での選挙協力の礼の[[電話]]がなかったと咎め、片山と当該議員を会わせるわけにはいかないと主張し、酒に酔った状態で暴行したとされる。片山は、暴行事件については言及せず「私が電話をしたときに初めてお礼を言ったので、本来お礼の電話を市議側から掛けてくるべき」とだけコメントした。2007年[[5月12日]]、田中は[[浜松中央警察署]]から[[静岡地方検察庁]]浜松支部に書類送検された「http://www.asahi.com/national/update/0612/TKY200706120098.html asahi.com:片山さつき衆院議員の元秘書を傷害容疑で書類送検 - 社会」[[朝日新聞社]]、2007年6月12日。
=== 給油量誤謬隠蔽問題 ===
[[第168回国会]]での「[[テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案]]」(補給支援特別措置法案)審議において、[[自衛隊インド洋派遣]]時の[[海上自衛隊]][[補給艦]]から[[アメリカ海軍]]補給艦への給油量の公表値に誤りがあり[[海上幕僚監部]]が隠蔽していたことが発覚し、その問題に片山の秘書が関わっていたとことが明らかになった。
片山の秘書である寺岡正善は、2003年に[[海上幕僚監部]]防衛部防衛課の課長を務めていたため、寺岡が給油量の誤りに気づきながら報告を怠り隠蔽したのではないかと疑惑が浮上した。野党が寺岡の証人喚問を要求する中、2007年10月22日付で寺岡は片山の秘書を辞任した。その後、衆議院「国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会」(いわゆる「テロ対策特別委員会」)から参考人招致を求められたが、寺岡は「私人として生活しており、参考人として公の場に出て行くことは家族等の生活に影響を及ぼす」「元防衛課長、参考人出席を拒否」『http://www.asahi.com/politics/update/1102/TKY200711020397.html asahi.com:元防衛課長、参考人出席を拒否 - 政治』[[朝日新聞社]]、2007年11月2日。と主張し出席を拒否した。しかし、与党からの説得もあり、寺岡は[[2007年]][[11月7日]]に参考人招致に応じ、上層部への報告を怠ったことについて「自分の判断で報告しなかった」「元課長『給油量誤り、幹部に相談』――守屋氏認識の可能性」『http://www.asahi.com/politics/update/1107/TKY200711070132.html asahi.com:元課長「給油量誤り、幹部に相談」 守屋氏認識の可能性 - 政治』[[朝日新聞社]]、2007年11月7日。と明言した。また、[[統合幕僚長|統合幕僚会議議長]][[石川亨]]が給油量を発表した後、[[報道機関|マスコミ]]から給油量について指摘され、寺岡は給油量の誤りにまだ気づいていなかったものの、いったん防衛庁長官官房長や防衛局局長に相談したと説明している。寺岡の秘書辞任に際し、片山は「国会の関係は、国対なので、『ノーコメントにしてください』と言われているので、申し訳ない。個人的に知人だったんで、わたしは2005年の時、(防衛担当)主計官ですから。(給油問題の時は)知らなかったんですけど」と説明する「自民・片山 さつき議員の公設第一秘書・寺岡正善氏が突如辞任(フジTV)」『http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00120539.html FNN-NEWS.COM』[[フジニュースネットワーク]]、2007年10月23日。。
以上、サイバーホームから。
Wikipediaは公共に開かれたものであり、私物ではないのだから、このように極めて恣意的な編集は大変な問題だと思うが、どうだろうか。
*1:当該ページの編集履歴から非ログインユーザ(表示はIPアドレス)のものを拾った。
2012/05/16
虚構新聞に思うこと
このブログ記事に対する反応としてもさ、「事前知識がなければ本文だけでは判断できないので…」とか「反転したら1行目に…」とか「はてブで見たら…」とか「公式垢がTwitterで…」とか「文体が…」とか「社主」とか…。そうじゃないだろう。
このブログ記事の筆者が虚構新聞の社主であると判断させる材料が何一つ提供されていないってだけでネタは充分に成立してるよ。
だから、この記事の筆者は「これは嘘ニュースです」とか「虚構新聞社編集部 編集長」とかわざわざ仕込んでやるのは親切すぎて、かえってネタの完成度は下げてしまっている。まあ、もっともそこまで親切にしてやらなければならない事情は分かるけど。
追記
自分が虚構新聞をめぐる論争もどきでもどかしく思うのは、(1)虚構新聞の崇拝者が「”情弱”を笑ってやろう」というスタンスであること、(2)むしろそういう人物ほど自負するだけのリテラシーを欠いてること、以上2点だな。
2012/05/10
はてなブログのソーシャルボタン
facebookの友だち申請されても困るので、フィード講読ボタンだけを表示させてみた。facebookから「はてなブログからの書き込みを承認するか」と照会があり、はてなブログの更新を勝手にfacebookに書き込まれたらたまらないので不許可にした。はてなブログのほうに戻ってみると、facebookの購読者数が表示されていた。講読ボタンをクリックすると「エラー」と表示される。「自分のフィードを講読することはできません」みたいなメッセージが出てくる。これって要するに、はてなブログに記事を上げたら、はてなブログによってそのことがfacebookのタイムラインに書き込まれ、購読者には普通のfacebookのタイムラインを講読してもらうってことなんじゃないの。はてなブログのみの講読とかはできなくて。
あと、この改修のせいかどうか分からないけど、Operaブラウザでは、はてなのグローバルヘッダーが表示されなくなった*1。「クリックジャッキングのおそれがあるため…」だそうで。やっぱりiframeで別のドメイン名のコンテンツを呼びだす設計には無理があるんじゃないかなあ。
そして、あいかわらずOperaでは、ブログ記事の修正ができない。これって、直すのそんなに難しいですか!?
*1:この記事を書いた直後に再現しなくなった。
2012/05/08
與那覇潤先生の隠されたモチーフ一覧
與那覇潤先生のご著書『中国化する日本』には隠されたモチーフ、裏のテーマ、真の意図などがさまざまに埋めこまれていて分かりにくいので、先生のツイートを検索して一望できるようにしてみました。検索から漏れてたり、関係のないものが混入していることがあります。「拙著」「意図」「狙い」「試み」などでは検索してないので、まだ他にも出てくるかもしれません。
これだけ多種多様な隠れモチーフや裏テーマなどをぜんぶ盛りこんで、まったく破綻させることなく一冊のご本にまとめられるご手腕には敬服です。
あ、同じ比喩で考えてる方が…推理小説で時々ある「短編を連ねていくうちに隠れたモチーフが現れる長編」が自分の理想… RT @jshiratori 短編作家と長編作家という言葉があるが、政治学者or歴史家にも当てはまる。基本として「短編」に取り組みつつ何とか長編をものにしなければ
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 5月 16, 2011
どうも、拙著のモチーフのひとつです。もちろん自分で研究したわけじゃなく(汗、桜井英治・中西聡編『流通経済史』からの受け売りですにゃ。RT @tsujifolyam 知り合いが昔、宋銭明銭が流通した中世日本を中国経済に組み込まれた「属国」として解釈可能では?と留学生から言われたそう
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 8月 21, 2011
それが「戦国大名の遺伝子」だというのが、来月の次著のモチーフです。RT @zionsion これが自民党の政治ですよね QT「人からコンクリートへ」キター。日本人にとってカタストロフからの再生は土建行政のみなのか:国土強靭化、衆院選公約へ bit.ly/r5cmM8
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 10月 21, 2011
自分も次著では、それを隠れ目標のひとつにしてますです。 RT @nob_de 歴史研究者なんだけども、今、単発の仕事でビジネスマン向けの原稿を書いてます。「人文系(歴史研究)」と対立項で捉えられる「ビジネスマンの心性(これも定義が曖昧だけど)」の両者を繋ぐ試みをしたいなぁ、と。
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 10月 28, 2011
「日本には○○がない」は昔からインテリ好みの言説だけど、ふつーの一般庶民にとって一番深刻なのは、「怠け癖を容認する文化」がないこと。これは、超長時間労働だった江戸のムラ社会に、ガッチガチな道徳的人格を強要する儒教思想が接ぎ木されて作られた産物…というのが、拙著の裏モチーフです。
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 11月 22, 2011
そして @kaikaji 先生のブログ経由で @K416 さんも取り上げて下さっていたのを発見> bit.ly/rImO54 。仰る通り、拙著の隠れ意図のひとつは「福祉=江戸時代なもの」になりがちな現状を自覚して、一回相対化してみよう、ということでもあり。感謝です。
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 11月 23, 2011
日本は「アメリカ型の市場社会に向けた改革」をやると勢い余って「中国化」してしまい、かといって「欧州型の福祉国家の維持」を目指すと今度は「江戸時代化」のドツボに嵌ってしまう、非常に経綸の難しい土地…ということを両方の立場の方に伝えたかった、というのも拙著の裏趣旨でした @K416
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 11月 23, 2011
自分、李榮薫氏の「朝鮮半島=19世紀の危機」説に目鱗だった口なのですが、それを往々「ほらね、だから李氏朝鮮って行き詰っていたジャン」と日本人が解釈するのは勘違いで、日本の徳川末期もまた別の「19世紀の危機」で並行的に瓦解した、というのが拙著の隠れた構図です。 @YukiAsaba
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 11月 27, 2011
ゼミでも触れたけど、「明治憲法はかつて批判されたような天皇独裁ではなく、権力は割拠的だった」ってのは、よくある「戦前はそこまで悪い社会じゃなかった」って話じゃ全然なくて、「戦前憲法の真の問題は、実は戦後憲法にも受け継がれた」ってことなのがポイント…という話は拙著にも書いたのでした
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 1, 2011
さすが @yusaku_matsu 先生(大学院の先輩)、見抜かれてる…。実は9章最終節のタイトルは「ネタ/マジ」の中間で「正しかった講座派とマルクス」とする予定だったのを、「誤解を招くからやめて」との版元の意向で変更に至ったという経緯が…>後半はむしろ普通。一種の再版講座派理論
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 2, 2011
ちなみに、これは実は『翻訳の政治学』の主題でもあってw、この「暫定的で変化しうる可能性を残しながらもまずは一旦言い切る」ことのディレンマに自分は憑りつかれているようです(笑。言い切った結果が固定してしまう危険性はある半面、言い切らないと何も始まらない… @yusaku_matsu
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 2, 2011
丁寧なコメどうもです。サブカルネタは学生さんの関心を惹く切り口なので、お邪魔でしたらすみませんw。ご指摘の通り、欧米圏では「新自由主義vs社民主義」と呼ばれるものが、東アジアでは(微妙に齟齬する)「中国化vs江戸化」に化けてしまう所以の解明が、拙著の主題です @komoshiri
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 4, 2011
これは慧眼!ローティがアメリカニズムについていってることって中華主義にも当てはまるよね、が拙著の元ネタで、『翻訳の政治学』末尾にも書きました。RT @tosmiy 憲法九条が「今すぐ実現しないのはあたりまえ、理想ってのはそんなものと鷹揚に構えて」って、ローティのアイロニーに似てる
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 5, 2011
ご紹介どうもです。当人の意識としては、「ネオリベ」は英米を模倣し、「ネトウヨ」は日本を守ってる気になってるけど、やってることは中国化、はご指摘どおり拙著の隠れモチーフですw。 @sasa_taku @LisetteGrasset @yukemuriippai @LenyIza
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 7, 2011
…なんかせっかくなのでなんとなく拙著より、引用。: 『ラピュタ』冒頭の舞台がウェールズの鉱山町をモデルにしているというだけではなく、実に半世紀を隔てたこの2作品[もう一作は『わが谷は緑なりき』]には、共通するモチーフがあります――すなわち、「父親」の不在ないし機能不全。…
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 9, 2011
具体的なモチーフとして「中国/大陸的」な何かが出てくるかも大事でしょうね。ちなみに元論文を書いた際は『ドグラ・マグラ』を意識しましたw RT @crshacho: @liang_da 「中国化」定義は曖昧で、「西洋的グローバル化」とどう違うのか分からないから、短絡的な結論は早い?
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 12, 2011
@jurix1979 …そう!実はそれも言いたかったのですw。>「教師もクソ真面目な「講義」と、学生目線の「余談」に分けてしまう人が多い」。で、そっちの方が学生さんも「安心して」笑えるんですよね。それは、学習的には意味のない笑いですが(であるがゆえに)… @askoma
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 13, 2011
…ご購読/ご紹介、ありがとうございます。江戸時代=疑似社会主義、と見て、その由来と限界とを振り返るのは拙著の大きなモチーフでした。そして政治家さん、読んでくれたら嬉しいのですが… @Banken55 @toru723o @sugarkane335
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 12月 25, 2011
…いえ、これ、割と意識してます。ゴー宣と文革期の壁新聞が似てくる現象とか…w。ご購読感謝です! RT @emeth23 中韓嫌いの人の言う事って、中国人のメンタリティと似ている。『中国化する日本』はそういうことが言いたいんじゃないだろうけど、多分、思想の起源が同じなんだと思う。
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 1月 3, 2012
ご批判どうも。にゃ、それは否定していなくて、むしろ本書の裏モチーフ。それで私の出した暫定解が「近代(特に昭和)日本人の江戸好み」なのです。 RT @watu_kei (承前)に成立するはずである。しかし、本書の記述からは、そうした問い自体の成立を拒絶してしまっている印象が否めない
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 1月 9, 2012
「自分でリスクをとった人にだけ報いるようにしよう」は、経済面では確かに一定の合理性があって、それがいわゆる欧米流の「ネオリベ」。ところがこれが政治面にも及んで、「政権に異論を言えるのもリスクをとった人だけだ、それ以外は黙れ」が「中国化」、って書きたかったんだろうな、と昨日の続き…
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 1月 9, 2012
今までは道徳(の名を語る)感情の対象とされる「ネタ」に注目して、左っぽいもの(ex 北朝鮮)が叩かれたら「右傾化してる」とか、右っぽいもの(ex 原発)が叩かれ出したら「いや市民運動も健在」とか言ってきたけど、どうもそうじゃないってことを「中国化」って言葉で言いたかったんだろうな
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 3月 29, 2012
院生の頃から知己の方は知ってることなんだけど、自分の中国化論の「本当の」元ネタは、内藤湖南ではなくポストモダンである。(一部の)PMに見られる「客観性なんてなくすべては主観的→よって事実の判断と倫理的決断は分離できない」という思考法は、意外に徳治主義に近いのでは、というのが出発点
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 3月 31, 2012
「隠れ社会主義国家」の起源を近世から説明するのが、拙著の裏モチーフ RT @oishihi 日本の元首相の言葉とは驚き>「私有財産制というものを維持しようという考えはなかった…国体とか天皇制の維持は考えるけど、私有財産制を現在のまま認めなければならないとは思っていなかった」岸信介
— 與那覇潤(Yonaha Jun)さん (@jyonaha) 5月 8, 2012